論文制作に必要な「私人間効力論」について、慶應大学法学部教授の小山剛先生の論文を勉強しはじめているうちに、必然的にドイツ憲法を勉強することになっています。まだ入り口段階ですが。
「グローバル性」を慶應大学さんから求められていることもあり、これまで勉強していた日米の憲法の他、欧州の憲法も比較研究しなければと思っていましたので、自然な流れで着手できたことに感謝です。
入手してとりあえず勉強しはじめました参考文献は次の３冊です。
ヨーゼフ イーゼンゼー 著・ドイツ憲法判例研究会編訳・栗城壽夫・戸波江二・嶋崎健太郎編集代表
『保護義務としての基本権』信山社、2003年
ドイツ憲法判例研究会編・栗城壽夫・戸波江二・青柳幸一編集代表『未来志向の憲法論』信山社、2001年
樋口陽一・上村貞美・戸波江二編集代表『日独憲法学の創造力 栗城寿夫先生古稀記念 上巻』信山社、2003年
ドイツの基本権保護義務論を、日本の人権論に導入するにあたり、そのまま導入するのではなくどのように再構成して導入するのがよいのか、について今のところ興味を持って研究しています。研究には時間を要しますし、あまり手を広げすぎても一つ一つの論点が薄くなってもいけませんので、ポイントがぶれないように研究を継続していきたいと思います。
こういった研究の延長が、大学院進学とか海外留学への道なんでしょうね、きっと。
”Look at the birds of the air;
they do not sow or reap or store away in barns, and yet your heavenly Father feeds them. ”
「空の鳥を見なさい。
種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしません。けれども、あなたがたの天の父はこれを養ってくださるのです。」
（マタイによる福音書６：２６）
