かつて人間の遺伝子数は「10万個程度」と推定されていました。
しかしその後の研究により、実際には 約2万〜2万5000個 にすぎないことが明らかになっています。
驚くべきことに、この数は センチュウやマウスと同程度 であり、必ずしも「遺伝子の数」が知性や進化の複雑性を決めるわけではない、という事実を示しています。
学生時代にダーウィン進化論を学んだとき、私はふとこう思ったことがありました。
「金魚の進化の果てが人間だとしたら、遺伝子の数があまりに違いすぎるのでは?」
当時は「変な直感」だと片付けていましたが、どうやらあながち的外れでもなかったようです。
遺伝子数の単純な大小ではなく、ネットワーク構造や調整機能のあり方こそが、知的複雑性や進化の核心にあるのかもしれません。
この逆説は、KEN理論が示す「数の多さ=賢さではない」という原理とも響き合っています。